読書で寝落ち

日々の読書記録です。

金の輪 小川未明

今年一月に読んでその時つけたメモから。

↑から気になったのものをいくつか読んでみた。
 
「赤い蝋燭と人魚」の小川未明の短編。
 
子どもの他には他に誰もいない。
 
キリコの絵画によく似ている。
赤い空はなんとなく日野日出志の漫画のようでもある。
 
ノスタルジックで不気味な雰囲気が最後まで続き、子供の時見えていた風景はこんな感じじゃなかったかと懐かしく思い出すような感覚がある。
 
淡々とした筆致からそのまま続くラスト一文が恐ろしい。
命がぷつっと潰えてしまうのはたいていこのようにあっけないのだろうかと感じさせて無性に寂しい。
 

 青空文庫

1/7読了

これが怖いという人の気持ちはすごくよく分かる。

 

金の輪 小川未明 青空文庫リンク